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CASSIOPEA
空と大地の教室「カシオペア」の軌跡
2007年春から2014年冬まで裏高尾の森で活動していた、空と大地の教室「つきのわぐま」と、英語教室「Coo's English School」が、2024年初夏、京都左京区で名前新たに森冒険から再スタートしました。それが空と大地の教室「カシオペア」です。
「カシオペア」名前の由来
「カシオペア」は、小説Momoに登場する、少し先の未来を示し導いてくれる亀の名前でもあり、空に沈むことなく大切な娘を見守り続けているカシオペア座の神話にちなんで名付けました。ここに集う私たちの歩む道を示し、照らしてくれる「カシオペア」に想いを込めました。
空と大地の教室「カシオペア」 理念
空の教室(スタジオ)と大地の教室(森)での2つの活動は、拠点と内容が異なれど、その根底にある、「一人一人の好奇心や探究心を追求し、ひらめきやユニークな着眼点をもって世界を創造できる土台づくりをする」という理念のもと活動しています。
近年、日本でも漸く「非認知能力」という言葉が教育の現場でも唱えられるようになりました。「非認知能力」とは、IQや学力検査では測ることの出来ない、人が人である上でAIに取って代われない重要不可欠な能力のことです。
それは、感性や思いやりのある自己肯定感、自ら考える力、やる気など、人間性の豊かさを幼少期から育む大切さへの回帰であり、現代の変化の激しい社会の中で、今後更に一層求められてゆく能力であるのはいうまでもありません。
ここに集う今は小さな人たちが、幼少期から異年齢で切磋琢磨し、仲間と共に安心して数々の失敗・成功体験を積み重ねられることで、将来自分を信じられる芯と強みを持ち、様々な分野においてその先の景色へと踏み出せる人に育ってほしいと願っています。

私たちが大切にしていること
私たちは、自然への敬意と慈しみの心を何よりも大切にしたいと考えています。自然とは、森だけでなく、私たち人間という自然も同じです。
また、子どもたちの「自ら考える力」を磨くべく、制作会議、哲学の時間、冒険会議などを通して、自分の考えを持つだけでなく、異なる考えに触れる経験を積みます。そうすることで物事を「良い悪い」だけ で判断しない多角的なものの捉え方を幼少期から身につけていけるようサポートしています。
私たちが目指したいこと
50万年前〜150万年前という太古の昔、人は雷や火山の噴火、山火事などの体験から、火おこしを生み出しました。火を味方に、自らの暮らしをより豊かにしてゆく知力と創造力を開花させたのです。そして初めは個人レベルだったものが、地球全体のスタンダードとなり、現代まで生かされています。
ひらめきが新しいものを生み出します。野生の感覚や感動が人を動かします。言葉の壁をも超える表現力等を通して、それら人間力をアカデミックに培い実現できたらと願っています。
ここに集う子どもたちの密やかな活動のひとつひとつが、いつの日か大空いっぱいの絵を描くための彩りとなることを、世界の人々に愛される京都、カルチャー色に富んだここ左京区から温め渦めかせていけたらと願っています。
さぁ、一緒に冒険に出かけましょう。
代表 石井久弥子(Coo)
2024年 夏
